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幼い息子を抱えながら体験した北海道胆振東部地震 [日記]

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こんにちは。



今日は私達家族が被災した北海道胆振東部地震について書きたいと思います。よろしければお付き合いください。


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胆振東部地震で体験した震度5強の揺れ


私達家族は、多大な被害があった厚真町の隣町に住んでいます。9月6日3時8分。私は息子と、旦那は愛犬とそれぞれ別の部屋で寝ていました。私は突然の揺れに飛び起き、とっさに隣で寝ていた息子に覆い被さりました。地震が多い地域なので、またすぐにおさまるだろうと思っていましたが、揺れはどんどん強くなり、恐怖の中息子を必死で守りました。旦那はというと、私達に「大丈夫か!」と声を掛けながら必死で水槽をおさえてたみたいです(^^;落ちたら大惨事ですからね(^^;



今までに経験したことのない強い揺れが続き、それはとても長く感じました。そしてやっと揺れが収まり、テレビをつけようとしたら停電でつかず。旦那が懐中電灯で部屋を照らすと洗面所のラックは倒れ、コップも1つですが割れていました。縦揺れだったためなのか、ベットサイドの小さなテーブルに置いていたコップは落ちずに無事でした。



スマホで地震のニュースを見ながら、私はずっと息子の側にいました。息子は地震直後は起きたものの、幸い泣きもせずすぐに眠りについてくれました。その後も頻繁に余震が続き、その度に暗闇の中地鳴りが鳴り響き、本当に怖い夜でした。私は息子と少しでも離れるのが心配で、トイレも我慢してずっと側についていました。



そして一番と言って良い程怖がっていたのが愛犬でした。余震が来る度に旦那に飛びついていたそうです。その後も数日頻繁に余震が続き、愛犬はその度に怖い思いをして疲れ切っていました。



胆振東部地震で体験した停電、スーパーは品薄


地震後は一睡もできず朝を迎え、こんな状況の中旦那は仕事へ。息子と2人になってからは、私が息子を守らなければという気持ちが一層強まり緊張しっぱなしでした。地鳴りが鳴る度に心臓が張り裂けそうなくらいドキドキして、愛犬はソワソワ、何もわからない息子だけがいつも通り過ごしていました。地鳴りの音を紛らわすためにテレビをつけたり音楽を聴きたくても、できません。いつ電気が復旧するかわからないので、スマホの充電が無くならないよう家族との連絡も最小限にしなければなりませんでした。



そんな中断水も始まるかもしれないという情報が流れ、すでに私の実家では断水していたため急いでお風呂にお水を貯め、ペットボトルにも出来るだけお水を確保しておきました。私の緊張はピークでもう吐きそうというところにやっと旦那帰宅。午前11時でした。カップ麺など食料調達を頼んでいたのですが、コンビニにはもうほとんど商品はなく、お客さん達は商品も見ず奪い合うようにカゴに入れていたそうです。旦那が確保できたのはカップ麺1個。冷蔵庫のものが悪くなる前にと、お昼ご飯はあるもので作りました。



午後になっても停電が続き、町内には復旧のめどが立っていないというアナウンスが流れていました。このままでは暗いまま一晩過ごさなければいけなくなりそうだと不安になりましたが、幸い同じ市内に住む旦那の祖母の家は午後3時頃には電気が復旧したので、泊まらせてもらうことができました。後から話を聞くと、同じ町内でも一本違う通りではまだ復旧していなかったり、断水したところもあったり、同じ市内でもバラつきがあったようです。我が家は翌日の朝にやっと復旧しました。



祖母の家にお邪魔して、電気のありがたみを強く感じました。明るいって素晴らしい!テレビが見れるって素晴らしい!温かいお風呂に入れるって素晴らしい!ちなみに友人宅は当日は復旧しなかったため、子供はガスコンロでお湯を沸かしてお風呂に入れ、自分は気合で水でシャワーを浴びたと言っていました。



そして何より有り難かったのが祖母の被災してる感の無さでした。祖母は酷い地震を何度も経験しており、海の近くだったので車を2回も波に持っていかれたし、食器もたくさん割れてほうきで掃いたこともあるという話をしてくれました。今回の地震でもあまり動じなかったのか、私達に気を遣ってかいつも通り接してくれました。地震以来ずっとお腹を下していた私ですが、お陰で緊張もだいぶ溶け、地震のことを一瞬でも忘れられる瞬間があり気持ちが楽になりました。



大地震から学んだ備えることの大切さ


今回初めて大きな地震を経験して、日頃から防災グッズは用意しておくべきだと強く感じました。スーパーに行っても商品はほとんどないという状況が数日続き、牛乳やヨーグルト、納豆など特定のものに関しては1週間近く品薄でした。そして乾電池もどこへ行っても完売。こんなに物が溢れたこのご時世でもこんな事態になり得ることを目の当たりにしたので、日頃から備えておくことは家族や周りの人達を助けるためにも大切なのだと強く感じました。



地震から1ヶ月経っても余震が続き、先日もまた厚真で震度5の地震がありました。余震が落ち着いて忘れていても、余震が来る度にあのトラウマが蘇り怖くなります。厚真町や安平町など被害が大きかった地域の方は、今でも不安な日々を送られていると思います。一刻も早くまた安心した生活が送れることを願っています。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


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コメント 2

coco030705

こんばんは。拙ブログご訪問ありがとうございます。

大変でしたね。ご家族皆様、ご無事でよかったです。それに、おばあ様のお宅があってよかったこと。
私は関西に住んでおりますが、6月に大阪北部地震にあいました。朝8時ごろ地震が起きたのですが、やはり震度5~6度の強い揺れでした。うちの食器棚の扉が開いて、食器が大量に割れました。家の中で靴を履いていました。
家は、ガスが止まったのですが、幸い歩いて2,3分のところに、銭湯があり、そこは重油を使っていたので、営業していて助かりました。姉のところに泊めてもらったり。こちらも余震がありましたよ。地震ってほんとに恐ろしいですね。防災グッズを買わなくては!

by coco030705 (2018-10-29 17:44) 

まおた

coco030705さん
こちらこそniceとコメントありがとうございます。
cocoさんこそ大変な思いをされたんですね。本当にご無事で良かったです。実際に自分が被災して想像以上の恐怖や、停電断水時の大変さがあることが身に染みてわかりました。家族や周りの人を守るために防災グッズや日頃の備えは本当に大事ですね。
by まおた (2018-10-30 10:00) 

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